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ちょっと疲れるってとこがポイント 書評:棚から哲学

著者、土屋賢二土屋賢二 は哲学者である。哲学というとなんかメンドクサイ感じもしないではないが、私は結構好きだったりする。きっとマトモに哲学に接したことがないからだと思う。

含蓄がありそうに思える書名は「何もしていないのに悩みごとが訪れる」という意味だそうだ。哲学とは悩みごと、ここらへんも土屋流といったところか。

本書は決してフツーの哲学の話ではない。どうでもいいことばかり書いてあって、気軽に読めるし、笑える。そして、著者のアタマの良さに舌を巻き、ちょっと疲れる。このちょっと疲れるってとこがポイントなんだよなあ。

話をしていると聞いてるこっちが疲れてしまう人がいる。しゃべりまくってる相手は明らかに私よりもカロリーの消費が激しいはずなのに一向衰える様子がない。こういう人はおおよそ以下に分類できる。

  • 声が不必要にデカイ人
  • 日本人なのに日本語が極端に苦手な人
  • つじつまが合わない話をする人
  • 話をする以前に気をつかわなくてはならない人

中にはこれら全てを満たす強者もいる。

翻って本書の場合はどうか。話はおもしろいし、内容も理解できるし、気を使う相手でもない(そもそも知り合いですらない)。言葉一つに「そうくるか!」と思わず唸ってしまう、頭の良さそうな、そして、笑える切り返しが矢継ぎ早に展開される・・・ので、ついていくのが大変なのだ。こういう疲れってなかなかお目にかかれない。

本書を存分に楽しもうと思ったら、一章ずつ数日置いて読むのがいいと思うな。

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