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古書+SFは斬新な切り口だが・・・ 書評:古書狩り

近頃自分で気に入った写真を撮影できなくなってきた。こういうのをスランプって言うんですかね。・・・という程、もともとイイ写真撮ってたわけではないですけど。orz

さて、本書は古書マニアの姿を描いた連作小説集である。ただし、SFっぽいのが多い。古書とSFという組み合わせはなかなか想像しにくいと思うが、著者、横田順彌横田順彌 はSF作家なので、こうなるのは自然なことなのだろう。

古書とSFという突飛な組み合わせの作品はそれなりにうまく融合しているように思うし、その他の作品もまとまりがあると思う。

・・・ただねえ、読んでも気分が盛り上がらなかった。悪くはないけど「なんかどこかで見たことがあるなあ」という気分が読んでる間、絶えず付きまとう。

どの作品でも古書がネタになるのは本の性格上仕方がないとして、主人公は(冴えなさそうな)男で、出てくる女性は美人で謎めいていて、オマケに二人はいつしか恋に落ちる。パラレルワールドパラレルワールド 、変身、宇宙人、タイムトラベルなど、SFネタも目新しさがない(1997年初版の作品と考えるとそうでもないのかもしれないけど)。

なんとなく冷蔵庫にあるものだけで、手早くそれなりに食べれる料理を作った感じだ。もちろんコレだって立派な技術と味に違いないのだが、華やかさが無いとねえ。

古書ってのはそれだけでどこかミステリーな感じがするが、古書を題材にミステリーを展開しようとすると、意外と幅が狭いような気がする。私は古書にまつわるミステリーをいくらか読んできたが、やっぱり話の目のつけどころが似通っていることが多い。

そういう中にあって古書+SFというのはかなり斬新な切り口のような気がしたのだが、組み合わせが斬新すぎましたかね。ま、SFが好きな人なら、読んで損はしませんけど。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. 宵乃
    2010年06月05日 土曜日 15時56分

    こんにちは。
    通りすがりにこの記事を目にしました。
    この作品については残念ながら知りませんが、古書+SFといえばレイ・ブラッドベリの「華氏451」がおススメです。(わたしは原作ではなく映画を観ただけですけど)
    未来の管理社会が舞台で、無知で従順な市民をつくるために本を燃やすファイアマンが主人公。ある女性との出会いによって、自分の仕事や社会に疑問を抱いていくという物語です。
    これに影響を受けた作品も多いと思うので、機会があったらぜひ読んでみてくださいね。

  2. 管理人
    2010年06月05日 土曜日 21時23分

    宵乃さん

    オススメありがとうございます。「華氏451」はおもしろそうですね。映画も見てみたいところです。

    機会がございましたらまた遊びにいらしてください。

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