古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト marginalia.jp
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト

自明では? 書評:上司は思いつきでものを言う

飛び立ったはいいが、目的地に着陸できなかった気分だ。

「上司は思いつきでものを言う」のはナゼか。それを解明したからこういう本を出せるのだろうと思ったし、原因がわかれば私自身対策をとれるかもしれない、そう思っていた私はこの答えが欲しかったのだが、残念である。

著者もあとがき書いているが、著者はサラリーマン経験がない。むろん「経験がないから分析なんかできるわけがない」なんてことを言うつもりはない。だた、著者が気がついたことはサラリーマン経験者なら、誰でも知ってることではないかと思うのだ。

サラリーマン経験が無いのに気がついたことはすごいと思うけどね。(チクッ)

著者も指摘している「現場を離れた人間が、自分の過去と他人の現在をリンクしてしまう」というのはよくある話だ。

「オレが現役だったころは、ずいぶん売ったもんだ!」と豪語し、売り上げが下降線の現役営業部隊に自分の営業経験を教えてくれる。それが無意味だとは言わないが「じゃあ、その経験でいま売り上げを上げてよ、そっちだって困ってるんでしょ。」と言いたくもなる。こんなことはフツーのサラリーマンなら経験済みだし自明のことではないだろうか。

こういう類いの上司の思いつきを封じるのは簡単である。「じゃ、自分でそれやってください」と言えばいい。ただしコレには欠点がある。部下は上司に対してそれを言う立場にはないんだよね。ヒラ同士なら「じゃ、オマエがやってみろよ」でオシマイである。

結局、思いつきでモノを言うのは責任がないからで、加えて、言われる側に言う側の責任を問うことができないからだろう。

・・・私はコレをどうにかしてくれる本なのではないかと思ったのだが、そうではなかった。

まあ、ここまでなら星二つで止まるのだが、なんと最後に儒教の歴史だの、徳だの、民主主義だのが出て来て、読んでいるうちに「オレ、いまドコにいるんだ?」となってしまった。最後に無理矢理組織の話を持ち出すところには若干の冷静さを感じる。(チクッ)

おっと、忘れるところだった。著者が編み出した上司の思いつき対策は「思いつきで言ったことにこっちはあきれているよ、と表現する」である。

それもやったことあるんですけど・・・、気がついてくれませんでした。

marginalia?

古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

管理人のプロフィール

ご意見など

お名前
メールアドレス(公開されません)
ウェブサイト

トラックバックURL:

このページの先頭へ
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト marginalia.jp
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト
読書占い
Copyrights © 2008-2017 marginalia.jp all rights reserved.