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著者の営む古本屋に一度行っておくべきだったな 書評:書痴迷宮

青森で古本屋を営む著者が書物に狂ってしまった人たちを描いた小説である。本書に出てくる古本屋は著者の営む古本屋がモデルであることはすぐにわかるし、モデルになったお客さんがいるだろうな、と思わずにはいられない人たちが登場する。

全般的にフィクションとノンフィクションの境がちょっとチグハグな感じがするのは、私が青森で育ったため他の本より精密に想像できるせいかもしれない。普通ならこの身近さが内容にいっそうの深みを与えてくれるはずなのだが。

「県庁から二つ目の信号を右に曲がり、二本目を左に折れ・・・」と書かれると、私はついつい頭の中で青森県庁からの道を頭に思い描いてしまう。

普段ならサッと流す描写だと思うが、ここまで頭の中にリアルに構成されてしまうとただのフィクションがノンフィクションになってしまう。つまるところ設定があまり内容と関係ないのだろう。

すごくおもしろい、というほどではないが、たまに読むにはいいかな、といったところか。ま、古本が好きでない人にはそれも望めないかもしれない。

あー、著者の営む古本屋に一度行っておくべきだったな。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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