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「書いた」というよりは「しゃべった」に近い 書評:書店風雲録

先日「夏の古本まつり」で訪れた池袋のリブロリブロ 。本書は、すでにリブロを離れた著者がリブロの黎明期からを思い出と共に綴っている。しっかりした資料が残っている訳ではないようで、記憶を頼りに書いていると著者も述べている。

ま、それはいいのだが、風雲録というタイトルにふさわしく落ち着かない本だった。「書いた」というよりは「しゃべった」に近い文章で、ひたすら読まされるし一息つけない。

以前青森にいたとき、私も上京の折にはよく池袋のリブロに行った。しかしファンではないし、大きな書店という印象しか無かったように思う。好きな書店は八重洲ブックセンター八重洲ブックセンター だった。そんな私には本書はウチワネタのようにしか見えずツラかった。

一方、「棚をつくる」つまり「本を並べる作業」に深い深い意思があるということを知って驚いた。私はせいぜい関連がありそうで売れそうな本を並べているだけだと思っていたからだ。「混沌とした〈アメリカ・カルチャー〉を棚で表現したかった」なんて言われるとその棚を見てみたくなる。

しかし、例えば「混沌とした〈アメリカ・カルチャー〉」のような視点でつくった棚だと、棚を目の前にして、一歩、いや数歩下がって全体を見渡さないとわからないのではないかな。そういう見方も必要ということかもしれないね。

人には見えないコダワリというものがある。何かをしているうちに思うところが出てきて、いつしかそれが形になる。必ずしもそれが良いことだとは言えないのがツライところですが。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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