古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト marginalia.jp
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト

自分の仕事観を疑ってみる 書評:それでも会社を辞めますか?  実録・40歳からの仕事選び直し

転職してまだ半年なのに、もうこんな本読んでるのか?」と言われそうでコワイが、読みました。なぜなら目次に「印刷会社で働く」という箇所があったからだ。刺激的タイトルの中に自分が当てはまるところがある、それで買ったのである。

ま、読んでみれば転職した人の体験談ってとこですね、実録って書いてるし。得られる教訓(と言えるかどうかビミョーだが)は「転職できるかどうかは本人次第」である。

全般的に掘り下げが足りないように思うし、ところどころ「そんなこともわからんのか?」と言いたくなるので困ってしまう。うーむ。

例えば、著者は自炊ができないから外食で毎日2,000円近くかかるそうで、それは仕方の無いことらしく「食費を下げるために自炊が出来るようになる」とか「節約する」いう選択肢は(本書を読む限りでは)ないように見える。そうしてこう続ける。

(それでも会社を辞めますか?  実録・40歳からの仕事選び直し より)

若干あった貯金は1ヶ月もしないうちに底をついた。クレジットカードを持っていたゆえ生活はなんとかできるが、(中略)私は独り身で守るものは自分だけであった。もしここに妻や子供がいたらどうなるのか。

「食費が一日4,000円ってことですよね!」

と皮肉を言いたくなる(言ってるけど)。自分をさらけ出す正直さには感心するが、読者に自分の心配より先に著者の心配をさせてしまうのはどうかと思うゾ。

いま勤めている会社では会社見学というのをやっている。ここ数回は10人以上が黒いスーツに身を包み社内を見て回っている。新卒に見える人に混じって、保護者ではないかと思うような年齢層の人が毎回一人か二人いる。「そういうご時世なんだな」と思う。ただ、全般的にあせっているとか、そういう悲壮感みたいなのは感じない。

私は採用担当ではないので実際にどういうところが大変なのかは解らないが、37歳で転職のための活動をして感じたことは「結局、採用する側だって不安なんだろう」ということである。

思うことはいろいろあるが、人生の大きな部分を占める職業についてじっくり考えることが大切だと思う。何度でも自分の仕事観を疑って、疑って、疑って、そうして自分で決めることだろう。これまでなら「考えて、考えて、考えて」と書くところだが、本書を読んだいまは「疑って」の方が適切かもしれないと思う。

さて、本書の「印刷会社で働く」ところだが、就職先の印刷会社の業務に一頁を割いているだけで、特になんの感慨もありませんでした。チャン、チャン♪

marginalia?

古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

管理人のプロフィール

ご意見など

お名前
メールアドレス(公開されません)
ウェブサイト

トラックバックURL:

このページの先頭へ
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト marginalia.jp
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト
読書占い
Copyrights © 2008-2017 marginalia.jp all rights reserved.