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お風呂で使えるスポンジの絵本 書評:In and Out

娘を本好きにするために、日夜努力をしている。そんな私が買ってみたものの一つがコレだ。

買ったのは2年前の東京国際ブックフェア。このイベントでは国内外の出版社等が本を出品する。いろんな本が展示されていておもしろい。通常の本も割引販売している。中でも人が集まるのが洋書のワゴンセールだ。売れ残りなんだろうか、なんかワケありな感じの本がたくさんある。写真集もあれば、仕掛け絵本、料理の本、文芸ものまでなんでもありだ。そして安くなっている。その中でこの本を見つけた。価格は500円。娘のおみやげに迷っていた私にはまさに渡りに船だ。

ページ数は8ページなのに、束(厚さ)は38mmもある。スポンジ製なのでそうなるのだが、子供にとってはめくりやすいのではないかとそのときは思ったし、風呂場で使えそうなのも魅力的だった。実際は本の開きがあまり良くないので期待しためくり易さは帳消しになってしまったが、風呂場で本を与えるという将来なんの役にもたたなさそうな体験は結構おもしろかった。

中の絵は取り外すことができるようになっていて、取り外すと絵の状況が変化する。その変化を言葉(英語)でたどるようになっている。

「Bear is in the car.」 » 「Bear is out of the car.」

というようなことの繰り返し。これで著者が存在するというのもどうかと思うが、そんな無粋なことを考えるのは職業病だろうか。外した絵はいろいろ遊べる。浴室の壁に濡らして貼付けたり、持って動かしたり。顔に貼付けたらウケた。ひとつひとつの絵の形が違うので、本に戻すときはパズルのような感じになる。よくできてるなと思う。

さて、娘の反応はというと、期待していた通りの反応で喜んでいた。が、さすがに1歳にならない赤ん坊には早すぎたようだ。すぐに飽きる。あれから1年くらいして、娘はようやく本として扱い始めた。当然、英語の文章は読めないが、ページをめくり、クマを指差し「クーチャン」と言う。そして外した絵を戻して遊んでいる。いつか英語を読んで私にその訳を教えてくれるかもしれない。

娘が読めない本であっても、その本の扱いで娘の成長を感じることができるということがわかった本だった。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. 黒猫屋
    2008年05月10日 土曜日 00時06分

    情報の出所を失念してしまったので、話半分で聞いてください。

    海外の出版物を日本で翻訳しようとする場合、先方から日本の出版社もしくは代理店(エージェントっていうのか?)に見本誌を送ってくるそうです。
    当然といえば当然ですが。
    それがこういうバーゲンに流れている、という話。

  2. 管理人
    2008年05月10日 土曜日 00時19分

    黒猫屋さん

    なるほどねー、確かにありそうだ。古本でたまに見かけるレアモノもそんな感じかもしれませんね。けど、モノによっては見る人が見れば出所わかるだろうに。

  3. 晋也
    2008年05月10日 土曜日 01時29分

    絵本見てよく思うんだけど、「くだらねーなぁ」と思うものほど子供にとってすごく楽しいものだったりして、こんなくだらないものを作り出す大人って実はすごいんだなぁ。  と…

  4. 管理人
    2008年05月11日 日曜日 00時47分

    晋也さん

    そうそう。それも目の前の子供だけにウケてもしょうがないわけで。個性豊かな世間一般の子供全体を対象にできるのはすごいことだよね。

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