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良くも悪くも軽快なミステリー 書評:愛蔵版 三毛猫ホームズの推理

こどもバットで応援する娘

今日はイトコからチケットをもらって東京ドームの巨人-阪神戦を観に行った。娘が「どうやって応援するの?」と訊くので、売店でバットを買ってきて「これを叩いて応援しなさい。」

さて、本書は第九回日本ミステリー文学大賞受賞を記念して出版された愛蔵版である。内容は「三毛猫ホームズの推理三毛猫ホームズの推理 」の他にインタビュー、解説、特別書き下ろし短篇「三毛猫ホームズのいたずら書き」が収録されていて、結構なページ数になっている。

装丁は泉沢光雄。愛蔵版という気持ちが伝わってくる仕上がりになっている。472頁、束は27mmもあるのだが角背である。加えてチリが短いのでどっしりとした印象を受ける。見た目に反して重量が少ないので読みやすい。スピンが深緑で、表紙の印刷色と合わせているのだろう、いい感じである。

赤川次郎と言えば多作で知られるが私は中学生の頃に一度読んだきりである。書名は失念した。しかし、その一度が違った意味で強烈だった。友達から文庫本を借りて読んだのだが、読んでいる途中本を持ったま動いたひょうしにページを破いてしまい平謝りしたのだ。私にとって赤川次郎は本を破ってしまった最初の作家である。ごめんなさい。

あれから25年・・・、25年?オレも歳とったね。改めて読んだ赤川次郎は良くも悪くも軽快なミステリーだった。人が結構死ぬのにあまり悲壮感がなくて、淡々と話が進む。インタビューでは赤川の作品の主流を占めるのは「ユーモアミステリー」だとしている。

トリックの類いは私はあまり好きになれなかった。迫ってくるような説得力が足りないように思う。それでも一応辻褄は合っているし、主人公は身近に、ヒロインは魅力的に感じる。

私は学生時代(ビデオも含めてだけど)映画をたくさん観た。そのうち、選ぶ映画の傾向が自分の精神状態に影響していることに気づいたことがある。調子の良いときは深くて重いものを、疲れているときはドカーン!バキューン!系を選ぶようだ。

あまり深く考えずに楽しみたいときってのがある。この作品はそんな感じの、あまり深く考えずにフッと楽しみたくなるミステリーだ。別の表現からすると「買ってもいいけど毎回はイヤだ」という感じかな。

そうそう、今回はページを破らずに済みました。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. しゅう
    2009年04月14日 火曜日 21時16分

    書評はともかく…
    「これを叩いて応援しなさい。」
    これ笑った。

    なんか “Press any key to restart your system.” を想起しつつ、
    ひたすら管理人さんの頭をポカポカしている愛嬢を勝手に妄想。(ぇ?)

    http://ja.wikipedia.org/wiki/Any_key

  2. 管理人
    2009年04月15日 水曜日 23時07分

    しゅうさん

    >ひたすら管理人さんの頭をポカポカしている愛嬢を勝手に妄想

    そんなことしたら、子供相手にマジギレしてやる!

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