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むしろフツーだと感じる 書評:カフカ短篇集

しばらく懸案事項だったのだが、ようやくプリンターを買いました。買うの何年ぶりだろ。確定申告がネットでできると聞いていたのだが、私の環境では提出まではできなくて、プリンターが必要なことが急遽判明。結局、無線LAN付きのやつにしました。D(Tか?)さん、いろいろお世話になりました。また、よろしく。

さて、カフカカフカ と言えば読んだことはなくても聞いたことはあるのではないだろうか。特に「変身」は有名だ。ある日男が虫になってしまう話・・・、らしい。実は私は「変身」はまだ読んでいない。

私もカフカは忘れられない作家の一人で、私がそうなったのは随分昔に「橋」という短篇を読んでからだ。岩波文庫には他にもカフカのものがあるが、わざわざこの「橋」があるのを選んで買った。確か駐車料金を逃れる為に買ったような気がする。

「橋」は以前紹介した「本の読み方 スロー・リーディングの実践」にも全文が掲載されているのだが、ネットでは「Anno Job Log:本の読み方 スロー・リーディングの実践」にあるので読んでみて欲しい。非常に短いので全文読んでもせいぜい3分くらい。だたし読んだ後どのくらい時間がかかるかは人それぞれだと思う。

カフカはWikipediaでは「独特の不条理さに満ちている」と表現されているが、私は不条理さよりもどこか「これが普通なのではないか」という印象を受ける。もちろんストーリーは不条理と言えるのだが読んでいるとなぜか納得してしまうのだ。目の前のストーリーの奥に潜む人間的な感情の移り変わりにはなんの不自然も感じないのだ。ヘンかな。

前述の「橋」もそうである。橋が寝返りをうっちゃまずいだろ、だいたい「寝返り」って表現はどうよ、とは思うのだが最後に「私は一瞬のうちにバラバラになり、いつもは渓流の中からのどかに角を突き出している岩の尖りに刺しつらぬかれた。」で締められると、なぜかOK。

人間はもともと不条理だとかそういうことを言いたい訳ではないのだが・・・、そうなっちゃうかな、やっぱり。私は人の気持ちは言葉からはわからないと思っていて、同時に、行動から人の気持ちがわかることがあると思っているので、カフカの小説に出てくる登場人物達の行動から何かを感じているかもしれない。

基本的に人間って口では不条理なこと言うけど、不条理な行動ってしないんじゃないかな。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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