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本読もうよ! 書評:いざとなりゃ本ぐらい読むわよ

中川大臣、マズイと思いますよ。おもしろいけどさ。

まずは松苗あけみ松苗あけみ による表紙の挿画をご覧いただきたい。ちなみに装丁は写真好きで知られる坂川栄治の坂川事務所である。挿画に世界観がありすぎてあまりいじれなさそうではありますが。

松苗あけみによる挿画

「コレ、あきらかに釣りだろ!」「なんでこんな絵を使うのかまったくわからない・・・」という向きは、まずあとがきを読んでほしい。引用しよう。

(いざとなりゃ本ぐらい読むわよ あとがき より)

中身ではなく、挿画に魅かれて購入される方が多いであろうことは、これまでの経験から十分予想されることであるが、わたしはまったく気にしていない。
どんな理由であれ本が売れることはたいへん好ましい。

これを字面の通りに受け取らないでほしい。あとがきは2頁だが、この2頁を読めば引用部分を笑って許せてしまう。そういう知性と表現を持ち合わせている。こういう文章が書けるようになりたいよう。

本書は週刊朝日週刊朝日 に1993年から1996年まで掲載された高橋源一郎高橋源一郎 による読書エッセイである。私は会社の昼休みに読んだ。記事1本が1,600字前後と短いので時間の調節がしやすかったな。この本を読んでいたときは昼休みが待ち遠しかった。

お薦めしたい人はもちろん読書が好きな人だ。自己啓発を目的としてビジネス書などを中心に読む人はやめた方がいい。本書では読書は目的であって手段ではないし、情報と言えるものはない。本を読むことや文学などについてのドーデモイイことを深く考えている。しかし、膨大な読書量に支えられたドーデモイイことはおもしろいのだよ。

(いざとなりゃ本ぐらい読むわよ あとがき より)

世の中には、他にも面白いことがたくさんあるのは承知しているが、本を読むことだってそうとう面白いのではないだろうかと思っているのである。

そうそう、そうなんだよね。私は本を読むようになってから、読書のおもしろさがもっともっと広まれば本も売れるし、本屋もなくならなくて済むし、ムダに本を出さなくてもやっていけるし(誰のこと?)、もう、いいこと尽くめだと思うようになった。

本書に出てくる本は私は読んだことがないものばかりだし、読んでみたいかと言われるとそうでもない。では何が魅力なのか・・・。

読書の楽しさが伝わってくることです。

好きなことになるとニヤニヤしながら楽しそうに、もうホント楽しそうに語るヤツっているでしょ。あのニヤニヤって伝染すると思うんだけど、どうかな。話の内容に惹き付けられるってことはないんだけど(ゴメンね)、その「俺はスキだっー!」という気持ちがストレートに伝わってきて、意味もなくこっちもニヤニヤしながら話を聞いてしまうのだ。

ニヤニヤ。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. 黒猫屋
    2009年02月18日 水曜日 08時19分

    この表紙がよいですねぇ。
    一条さゆりでもなく、紡木たくでもなく、松苗あけみってところがほどよい緩さで。

    でも、今なら萌え系の絵を使っちゃうのかなぁ?
    今日は図書館に行く日なので、探してみます。
    (もはや「買う」とは言えない我が家の経済状況・・・_| ̄|○)

  2. 管理人
    2009年02月18日 水曜日 20時46分

    黒猫屋さん

    >今なら萌え系の絵を使っちゃうのかなぁ?

    そんな感じしますね。近頃は萌え系が随分増えました。埼玉県もそうなりそうです。私は日本のアニメブームは長く続かないと思っているので、ちょっと不安です。

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