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帯の一言に賛成できる人にはオススメできない 書評:SEOブランディング

先日、地元の写真クラブに初参加。撮影者コメントを生で聞くのがおもしろかった。私は37歳だが、これでも最年少だそうだ。デジタルカメラの普及で写真愛好家の年齢はずいぶん下がったと思うが、写真クラブはまだまだそこまでいけていないようだ。

さて、本書は仕事の都合で読むことになった本だ。内容はSEO(検索エンジン最適化検索エンジン最適化 :Search Engine Optimization)である。書店にはSEO関連の本が非常にたくさんあるので選ぶのに結構手間取った。本書を選んだ理由は帯にある。

「小手先のテクニックに振り回される時代は終わった!」

まったく同感である、私も小手先のテクニックに頼ることには反対だし、そう勧めてきた。ま、小手先のテクニックを知らないし、知ろうともしなかったことも事実だが。

まず「おわりに」から引用しよう。

「本書では、SEOもブランディングも共に時間をかけて育て上げるプロセスこそが大切であることをあえて連呼して伝えている。」

著者が意図しているとおりの本で、そういう意味では正直であるしズルさは感じない。一冊通して伝えたいことは「ウェブサイトの内容を絞り込み専門化させることが大切であり、小手先のテクニックに頼らずに地道にランクアップをしましょう」ということ。ところが・・・、最初から最後までひたすらコレ。確かに連呼だ。

また、実例を紹介しにくいのはわかるが、それにしてもわかりにくい。著者のコンサルティングで大成功を納めたところもあるようだがサラッと触れるだけだし、テクニック系にいたっては「(内容を絞り込んで一生懸命文章を書くことをさして)これ以上のことはSEOを本業としないウェブ担当者がSEOの技術本を熟読して理解しても無駄である。」とバッサリ。

最後に「ネットワーク時代の個人情報保護」として個人情報保護について書いてあるのだが、SEOの本なのになぜこれに20頁弱も割いているのかは正直理解に苦しむ。

物事を突き詰めて考えれば考えるほど大切なことは抽象化していくものだし、適用する範囲が広くなると思う。一方、適用する範囲を狭めれば狭めるほど具体的なことを提示しやすいだろう。抽象的なこと、具体的なこと、そのどちらに偏るにしても読者が望むのはこれらの間であって極端ではないと思う。本書はどんなウェブサイトにも当てはまるように抽象化しすぎてしまったように感じる。もっと具体性が欲しい。

アクセス数ばかりを気にする、まったくもって無知な経営者を説得するには本書は使えるとは思うが、先に引用した帯の一言に賛成できる現場の人にはオススメできない。だって・・・、それ以外書いてないんだもの。

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コメント / トラックバック

  1. アクトヘアースタジオ
    2009年02月08日 日曜日 10時29分

    ウチのHPもグーグルランクが4になったよ。

    最近は全く更新してないけど、ここ数年は地道に相互リンク依頼を受けててさ。(笑)

    あまりにも怪しいサイト以外は断らないようにしてるけど、それ専用のリンクページを作った方がいいかも?って思えてきた。

    だって、興味が無いジャンルばっかりだからさ~。(笑)

  2. 管理人
    2009年02月08日 日曜日 22時23分

    アクトヘアースタジオさん

    >本最近は全く更新してないけど、ここ数年は地道に相互リンク依頼を受けててさ。(笑)

    やっぱり地道な作業が大切ですよね。一方で、それをやれているサイトがいかに少ないか、ということだとも思う。継続は力なり、といったところでしょうか。

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