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設定の塩梅って難しい 書評:紙魚家崩壊 九つの謎

私はYahoo!BBを利用しているのだが、ユニバーサルサービス料が6.3円/月から8.4円/月に上がるそうだ。金額はともかく「ユニバーサルサービス」なんてカタカナ語使わないで、日本語にしてくれないだろうか。横文字は曖昧で内容が伝わりにくいよ。

日常の中にありそうな身近なミステリーがテーマなんだろう、そういう短編が9話収録されている。著者は北村薫北村薫 。Wikipediaによると北村は日常の謎というものを書くことが多いのだそうだ。こういうのは好みがわかれるだろうな。

タイトルからして本に関係ありとふんで買ったのだが、それ自体はそれほど間違っていなかった。それほど間違っていなかったのだが、身近なミステリーが主なので私にはもう一つ盛り上がりに欠けた。

トリックが前半で明らかにされること自体はかまわないのだが、身近な謎でしかも早い段階で謎が明らかになってしまうとあとはどうするんだろうと思っていたら、そのまま終わってしまった。

ふと、以前見たマコーレー・カルキンマコーレー・カルキン 主演の「危険な遊び危険な遊び 」という映画を思い出した。子供がどんどん危険な状態になっていく話だったと思うが、そのときも身近ならではの怖さはあるが、限界もあるなと感じたのだ。

設定で持っていける話のタカって決まっちゃうんだよね。それを超えると急激にうさんくさくなるし、そうでなければ予想の範囲で終わってしまう。かと言ってタカが際限なくデカイとなんでもアリになってしまうしなあ。宇宙人が攻めてくれば大統領が戦闘機で戦ってもよくなってしまう。設定の塩梅って難しいといつも思う。

その設定ゆえか、本書は「謎」というよりは「風変わり」の方がふさわしいと思う。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. しゅう
    2009年02月11日 水曜日 00時23分

    ユニバーサルサービス料はそれであってるんだよ。きっと。
    だって、不明確にしておかないと、いろいろ面倒だから。きっと。

    設定ね〜。
    エントロピーは増大する。
    宇宙人が攻めて来たら大統領が戦闘機乗ってもおかしくないけど、
    でも、天下一武闘会に出てても、
    そのうち銀河の崩壊にたどり着くまで設定は拡大し続けるから(笑)
    あ、やっぱ嘘くさいね。

  2. 管理人
    2009年02月11日 水曜日 08時13分

    しゅうさん

    >不明確にしておかないと、いろいろ面倒だから

    納得。orz

    >そのうち銀河の崩壊にたどり着くまで設定は拡大し続ける

    設定が変更になるってのもあるね。内容は変えても設定を変えないのって難しいんだろうな。登場人物だけそろえてればいいというわけでもないし。

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