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扱う範囲が広すぎる 書評:読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか

夜の暗い道でのこと。携帯電話でメールを読んでいる女性がいた。歳の頃はわからない。携帯の小さな液晶が放つ明かりが下から彼女の顔を照らす。・・・オバケみたいで怖かった。

さて、本書の著者はいまや超売れっ子の勝間和代勝間和代 である。私は勝間の本は初めて読んだのだが、ファン(「カツマー」と呼ぶらしい)が多いのもうなずける。「わかりやすい」コレにつきる。さらに付け加えるならイヤミがない。

巻末に資料も掲載されていて、情報を提供したいという気持ちがよく伝わってくる。また本書で勧めている内容が本書に反映されているところも好感が持てる。例えば本を選ぶときに「まえがき」と「あとがき」ぐらいは読むように勧めているいるが、本書のまえがきには内容の要約がきちんと掲載されている。

ただ、本書に限って言えば散漫な印象が拭えない。本書は勝間の「本に関わる活動」全般について実例を交えて紹介しているのだが、扱う範囲が広すぎる。ところが一つ一つが「わかりやすい」ので困るんだよな。散漫な内容がわかったところで、どうしていいのかよくわからん。

本を読んで進化した実例としてカツマーのコメント類を載せるのはヒネクレ者の私にはうさんくさく映るし、書店員の話も都内の大手書店の店員ばかりで私にはあまりなじめなかった。どこかこう、仲間意識みたいなものを感じてしまうのだ。

Amazonのページに著者本人と読者の感想が動画で公開されているので、興味のある方は見てみて欲しい。特に読者の感想の動画。うーん・・・。ま、時間の制約もあるので感想としてはこうなってしまうのは仕方ないのかもしれないが。

全般的に正直な本だとは思うが、勝間の著書を読んでみたいという理由で選ぶならオススメできない。経済系のもっと彼女の深い知識が本になったものの方が良いのではないかと思う。勝間は相当優秀な人だろうと思う。それゆえに、仕事術みたいな目先のことじゃなくて、もっと本職(?)のことを突き詰めて欲しいなあ。余計なお世話か。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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