昼食用にカップメンを買うことがあるのだが、会社の近所の99円ショップで売っていたお気に入りのヤツが最近売りに出なくなった。ちょっとした辛みがすごく気に入っていたので残念である。今日買った唐揚げ入りカップメンは5mm角の消しゴムのカスみたいな唐揚げが入っていた。
さて、著者・柳田邦男
の本はこれで2冊目である。ハクジョーするとどちらも著者を柳田国男
と間違えて買った。ごめんなさい、柳田さん。どっちにあやまっているのかはナイショ。
著者が某新聞日曜版のリレーエッセイに「読書体験というものは、生涯のどこかで必ず新しい意味を持って甦るものだ」というような内容を書き、それを読んだある編集者が「本の一冊一冊について、どんなふうに読み、人生の中でどんな意味を持ったのかといったことを、もっと詳しく聞きたい・・・」と思ったのが始まりだそうだ。結局、その想いは月刊百科で「もう一度読みたかった本」という連載になった。その連載に加筆訂正を加えてできたのが本書。
私は昔読んだ本の感想を当時のまま思い出すなんてムリだと考えているので、本書にときどき出てくる何十年も前の記憶に関する記述とそれが与えたとする影響は信じることができなくて読んでいてツラかった。それが美しいものであればあるほどね。
Amazonの書影で見ると、本書の腰巻きには「再読のすすめ」とある。私もいつか再読したいと思った本はとっておくことにしている。それが何年先なのかはわからない。ただ、目下の心配は本の保管である。
正直言うとすでに本棚がだいぶ手狭になってきている。どの本を手元に置いておくかという、いままでにはなかった悩み(楽しみ)が出てきたということだ。
気に入った本だけとっておく、本棚に入りきらなくなったら涙を飲んで、鼻水を飲んで、一冊出て行ってもらうことにしようかと思っている。そうして出来上がった私の本棚は、ヨレヨレになった時に読める程度の量で、それでいて厳選されたものになるはずだ。
・・・と思ってはいるのだが、なかなかねえ。