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私の料理はビミョーな味が多くて困る 書評:トラブルクッキング

いまブンブンうるさいハエを一発で仕留めてゴキゲンです。

本書は料理が苦手と自認する群ようこが自ら腕を振るって料理してその顛末をエッセイにしたものである。ただし書名のとおり基本的には料理が失敗することが求められる、と言ってはヘンだが、まあおわかりいただけると思う。そして群は決して読者の期待を裏切らない。エライ!お気の毒さま!お疲れさま!

私はいまは料理は全然やらないが以前はいくらかやっていた。振り返ってみると私の料理は、数少ないおいしいくできたものはおいしいが、それ以外はビミョーであることが多い。マズくはないが、オイシイとはお世辞にも言えないというところか。

このビミョーな味というのがまた料理全般のやる気を削ぐ。とってもマズイと「なんとかせねば」と思うのかもしれないが、そこまでいかない。食卓も華やぐことがない。マズイと「すげー!こんなにマズイのどうやって作るんだ?ガハハハハ。」と笑えるかもしれないが、そこまでいかないと「あーしたらいいんじゃない?こーしたらうまくいくのかもしれん。」というアドバイスをいただくハメになり、味のビミョーさに逆ギレ状態の私は二度苦しい立場におかれる。そうそう、私は自分で作ったビミョーな味にハラが立つ習性がある。

さらにマズイことに私は料理が遅い。これはいつも思うのだが、マルチタスクができない。一つ作り終えないと次に行けないのだ。加えて私は早食いである。あまり噛まないので子供の頃「もっと噛みなさい。牛乳だって噛んで飲むくらいじゃないと。」とよく親に言われたものだ。結果「作るの1時間、食べるの5分」ということになり、どんどん料理をしなくなる。吉野家なら「頼むの3分、食べるの5分」で差し引き57分もオトクだし。

食べるのがメンドウなときもある。そういうときは水分補給だけで済ませてしまう。この「食べるのがメンドウ」という心境を家内は理解できないようで、いまだに「作るのがメンドウ」と思っているフシがある。ま、女性ってそんなもんかなとあきらめていたのだが、ある時「食べるのがメンドウ」と言う女性を発見したときは、絶滅危惧種を発見したようにうれしかった。彼女は一般の女性がうらやむであろうほどスマートだったことを付け加えておきたい。

さて、本書に戻るが、群の筆力によってそれなりにおもしろくはなっているが、群独特の雰囲気が少し弱いような気がする。もともと得意分野ではない料理に内容が限定されているからかもしれない。一方、所詮料理が不得意な私である、きっと興味もそれなりだろうからおもしろさに鈍感なのかもしれない。料理をする人、これからしてみたい人には意外とおもしろいのではないか、とも思う。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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