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娘のウラハラな気持ちが印象的 書評:文学少女

今日はパソコンのハードディスクがすっ飛び、一週間前の私に戻りました。すごく新鮮な気分です!(涙目)皆さん、古より「人のフリ見て我がフリ直せ」と申します、今日はバックアップをしてみてはいかがでしょうか。

さて、林真理子林真理子 の「文学少女」。本屋を営む母に育てられた少女はやがて作家となる。その半生を何年かおきに辿る小説。男性よりは女性の方が心に残るのではないかと思った。男の私からすると女性の欲望があからさまに描いてあるように見えるのだが、意外とサラリとしている。いましていることとはうらはらな主人公・史子の気持ちが印象的だ。

ストーリー自体はありきたりなことばかりなのだが、この気持ちのねじくれ方がうまーく作用して日常の出来事が一つの小説として成立している。ただ、もうちょっと抑揚が欲しいかな。

ねじくれ方の代表的なものが史子の母親に対する気持ちである。決して嫌っている訳ではないが、かといって仲良くするというわけでもない。良く思うより疎ましく思うことの方が多い。世間一般にどうなのかはわかる訳もないが、男からすれば女性同士の方が話が合うのではないかと思うので、史子の態度は女性というよりは男性のそれに近く見える。

一方仲の良さそうな母娘だっている。母娘がペアルックでお買い物なんてのをテレビで見ると「母親はうれしそうだなー、こういう親子もいいもんだな」と思うし、後ろ姿からカメラが近づき、さんざんあおったあげくの突発15秒CMの後に映るのが美女二人だったりすると「オオーッ」と感心する(このときのCMの商品は感心しないので買わない)。感心はするのだが、どうもしっくりこないのもまた正直なところだ。

私はどんなに仲良くても親子は親子だと思っているのであまり友達っぽいのには抵抗があるのだが、それでも史子とその母のような間柄よりはずっといいのだろうか。男同士なら史子のような間柄のほうが断然いい、もっとも男同士だともっとエスカレートしてしまいそうだ。

うちはどうなるのだろうか。いま2歳半の娘には親子という概念はないだろうが、いずれ親子になるときがくるだろう。そのときは「洗濯物はお父さんと一緒にしないでヨ」なんて言われるのだろうか。さみしいだろうか、そうでもないだろうか。いーや、内緒で一緒に洗ってやる!

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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