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うちも一応は妻公認 書評:古書店めぐりは夫婦で

著者夫婦がお金をかけずにお互いの誕生日プレゼントを選ぶという約束を交わす。その上限は20ドル。片方が「戦争と平和戦争と平和 」という本を探すところから夫婦の本の収集がはじまった。

本書はこの夫婦のコレクターとしての成長ぶりを描いている。が、夫婦であることはストーリー上あまり重要ではない。原題は「USED and RARE: Travels in The Book World」であるから当然と言えば当然だが。

良くも悪くも個性豊かな古本屋をめぐるうちに、古本の魅力に引きずり込まれる様子はなんともいえないおもしろさだ。まっ、万人向けのおもしろさではない。

はじめ$10、$20の本で満足して初版本コレクションの意義すらわからなかった著者が、だんだんとその魅力に取り憑かれ何百ドルという本を買うことも厭わなくなるのを見るに「私の熱もまだまだだな」と落胆とも安心ともつかない気持ちになる。

日本では初版本というのがどれくらいの価値を生むのかわからないが、私も初版本で良い状態のものが買えるとうれしくなる。私が買った時点でプレミアがついてないのだから、これからだってプレミアがつく可能性はほとんどない。初版だったらうれしいな、という程度のコレクションにしていくつもりだ。本書でもそのあたりに落ち着いている。

ご多分に漏れず、わたしもコレクションというものをしてきた。小さい頃は切手、それから映画のチラシ、ピンバッジ、万年筆、マッチ・・・。どれも長く続かなかった。切手はいまセッセと使っているし、映画は子供を授かってから見れなくなったのでチラシは捨ててしまったし、ピンバッジはどこに行ったかわかならいし、万年筆は1本以外使っていないし、マッチは処分に困った。「燃えるゴミでいいのか、コレ?」

昨今は様々なコレクションがあるし好きなものをコレクションしている人をテレビで見かけると、その楽しそうな様子がうらやましくなることがある。何年か前、テレビを見ながらついつい「オレも何か集めてみようかな。」と言ったら「そんなことしなくてイイ。」と妻に一蹴された。「そうだよね。」ここまで2秒ちょっと。私が折れるのも早かった。

そんな妻もいまの読書兼古本探しという趣味を認めてくれている(ように見える)。ありがたいことです。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. 黒猫屋
    2008年09月02日 火曜日 06時27分

    うんうん、初版本は古書店で探していただきたいものです。
    新刊書店で働いていると、年に何度か「初版本が欲しい。しかも美本。しかも一度書店から版元に戻されてヤスリかけられたりもしてない、全く手つかずのヤツ」と無理難題を仰る方がいらっしゃいます。
    そういうのにかぎって、既に何刷りも重ねているベストセラーだったり、何年も前に出版されている本だったりします。
    いや、念のため探しはしますけどね。

  2. 管理人
    2008年09月02日 火曜日 22時05分

    黒猫屋さん

    >「初版本が欲しい。しかも美本。しかも一度書店から版元に戻されてヤスリかけられたりもしてない、全く手つかずのヤツ」

    これは・・・、ちょっとキツイですね。もっと別の方向で自分でどうにかするって発想はないのかな。これだと仮にコレクションができてもあまり嬉しくないような気がしますが。

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