先日買った川端康成の「古都」をグラシン紙
で包んでみた。
まずは先日紙を注文したところから。
職業柄紙の手配はお手のもの、いつものところに問い合わせてみた。日本製紙
のグラシン紙が常備在庫らしく、サイズが762mm × 1,016mmというなんとも半端な大きさだった。全紙のままだと扱いにくいので指定の大きさに断裁してもらうことにした。小さくしすぎると使えなくなってしまうかもしれないし、個人的にはグラシン紙を贅沢に使った包み方が好みなので、工場で少し大きめに381mm × 508mm(四分の一サイズ)に断裁してもらった。もう少し勝手がわかってきてから効率化を考えることにする。
パラフィン紙は、パラフィン蝋を塗布・浸透させた紙である。元になる紙としてグラシンを使ったものが多いため、グラシンと混同されるが、別物である。グラシンから作ったパラフィン紙は、単なるグラシンより特性が優れている。(Wikipedia「グラシン」 より)
もし近所でグラシン紙を売っている文房具店がなければ、印刷会社に注文すればいいだろう。手数料さえ支払えば断裁までやってくれるハズだ。また、頼めば用紙を梱包するのに使う通称「ワンプ」という防湿性の紙で梱包してくれるかもしれない。ワンプは花見のときの敷物にも適しているので、入手経路があると何かと便利だ。
さて、今日は実際に包んでみる。
ジャケット(カバー)そのものにグラシン紙を掛けるならジャケットをくるむように覆ってしまうのが一般的で、これは外れにくく使いやすい。ところが「古都」はグラシン紙一枚でジャケットをつくったような状態で、それをさらに箱に入れるようになっている。グラシン紙自体が外れやすいし、箱に入れるときに引っかかって破れそうになる。いままでと同じ包み方はやめることにした。
本の包み方はいろいろあるようだ。ネットではハサミを入れる方法の紹介をよく見かけるが、ハサミを入れるとその部分から裂けそうな気がするので(たぶん大丈夫だと思うけどね)、なるべく一枚紙をそのまま使う方法を探した。結局、紀伊国屋書店で文庫本に掛けてくれる方法が一番良いような気がしたので今回はそれをまねることにした。
広げたグラシン紙を本の天地に合わせて内側に折り、さらにその左右を内側に折り袖を作る。
上記の図で左右の袖の部分が袋になるので、そこに本の表紙を入れる。ただ袖に入れるとごくごく微小なゆがみが出る。片方だけ袖に入れるという手もある。袖が長い方が表紙の天地の小口を保護できる。
この方法は折り返しが少ないと作業がやりにくい。本書は天地がB6よりも1cm長く192mmあるが、用意した381mm × 508mmでちょうどいいような気がする。また、折り返しが少なくてグラシン紙が外れやすいからとセロハンテープなんかで止めるとテープの糊が心配だ。やはりグラシン紙は贅沢に使った方がいいように思う。
出来上がり。
グラシン紙を通して背の色が比較的ハッキリしている部分があるが、これは包み方の天地の折り返しが重ならず一枚になっているところ。ちょっとしたアクセントになっているが、以前この部分に印刷した文字がくるよう表紙のデザインを調整した装丁を見たことがあった(ような気がする)。私はこの部分が天地の中央にくるよりも気持ち下がった方が安定感があるような気がしたのでそうしている。
まっ、とりあえずこんなとこですかね。はじめてだったので結構時間かかりました。

【評価数:5人、平均:4.60点(5点満点)】



これをグラシン紙、って呼ぶことを知りませんでした。
よく似た本の包み紙(もしかしてハトロン紙だったのかなあ?)に包み、隙間から切り紙で作った落ち葉の形やゾウさんを入れて一人でほくそえんでいた事はあります(^^;)。
akochiさん
ブックカバーって気に入ったのがあると結構うれしいもんですよね。私はよくカレンダーを使っていました。デザインの良い数字の羅列が気に入っていました。