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お父さん殺人計画 書評:あたしが帰る家

世の中の子供の父親好き、父親嫌いの割合ってどのくらいだろうか。もし嫌いだったとして父親の「さつじんけいかく」まで考えるほど父親が嫌いな子供っているのだろうか。

本書に出てくる小学生の「私」はろくに働かない父親が大嫌いだ。大して働きもしない上に家にお金を入れない、欲しいものがあれば後先考えずに買う。生活費に苦労する母親といつもケンカをし、時には手もあげる。「自分が食わせてやっている、感謝しろ」と恩にきせようとする父親はますます感謝されなくなる。

一生懸命考えるタイプの小学生がそんな父親の「さつじんけいかく」を画策するのも無理からぬことだ。

「私」の「さつじんけいかく」を見てみよう。まずは計画を書き留める。おえかきちょうに赤いクレヨンで「さつじんけいかく」とタイトルを書く。すでに完全犯罪は潰えた。

第一案。日頃から母親に梅干しのタネには毒が入っているからかじってはいけないと教えられていたので、梅のタネで毒殺。第二案。「口から泡を吹いて死ぬ人がいる」と聞いたことがあるので、洗濯機に発生する洗剤の泡を口に入れて殺す。第三案。いとも簡単に人を殺せるらしい、テレビで見た「くちとはなふさぎ」で窒息死。第四案。包丁で刺殺。「あんな父親でも包丁で殺すほど悪いヤツではない」と却下しようかと思ったが、せっかく思いついたので括弧つきで書いておく。「(ほうちょう)」。

「私」は第四案以外を実行に移すがことごとく失敗する。失敗する様子は思わず笑ってしまうが、実行していること自体は恐ろしくもある。

私だって死ぬところ迄はいかないが、結構あぶないことがあった。

私の膝の上で座っていたかと思うと娘がいきなり立ち上がり、私のアゴに娘の頭が直撃する。「★◎▽〜*×☆!(いま舌が歯の間にあったらちぎれてたかも)」

娘が仰向けになっている私の腹にのってジャンプする。その度になけなしの腹筋に力を込めるがタイミングを外される。「はうっ。(声が出ない)」

風呂で一緒に湯船に浸かっていて、娘が近寄って来たときにチンチンを踏まれる。「グニッ。(感想は思い出せない)」

こんど娘のらくがきちょうを覗いてみようかと思う。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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