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著者一人の文章量が少なすぎる 書評:世界古本探しの旅

私が勝手に期待し過ぎてしまったような気がする。貴重な本の写真がいくつもあって古本屋でついついその気になって買ってしまったが、全般的に散漫な印象が拭えない。

パリ、ロンドン、フィレンツェ、ボローニャ、アメリカ南部、ミュンヘン、ウィーン、マドリード、南フランス、ミラノ、ローマの古書店を著者がそれぞれに取材をする。インキュナブラなどがごろごろ出てくるらしい。すごいなあ。

けれども、著者が多すぎる。いや、著者一人に割り当てる文章の量が少なすぎる。古本を探す紀行文でページ数が少なければどうしたって踏み込んだことは書けない。それも複数の古本屋を回って書いたらなおのことだ。

場所は違えども、どの著者の文章も似たような内容になっている。もっと何かに絞って執筆を依頼すべきだったのではないだろうか。

唯一の救いはどの著者も文章が上手だということだ。これで文章が下手だと目も当てられない。古書店の雰囲気すら伝わってこないだろう。少なくとも私は海外の古書店への興味を失わずに済んだ。

装丁もパッとしない。即物的な印象で、そこには技巧やこだわりも感じない。内容に対してデザイナーがもう一つ気持ちが入らなかったのではないだろうか。デザインは気持ちが強く影響するものだから。

「もったいない」それしか出てこない本だ。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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