・・・選挙に無関心な人たちのせい、かどうかはともかく、妙な政党が与党となってしまい、チョコレートを含むお菓子全般を「健康を害する」として禁止してしまった。禁酒法
時代の再来である。
ヤツらの強硬なやり口は人々の生活から甘いものだけでなく、自由をも奪ってしまう。そんな日々に疑問を感じ、自らの正義を信じた少年二人がチョコレートの密売を始める。商売は軌道に乗り始めたが、ついに当局によって摘発され、少年の一人は投獄されてしまう・・・
話の展開はスピーディーでおもしろい。が、ストーリーが良く出来ているだけにチョコレート禁止という主題が最後まで足を引っ張っている感が否めない。しかしチョコレートでなければ話が重すぎて頭にもたれそう。
内容からすると児童文学と言えるが、社会の構造を知らないとおもしろさが続かないように思う。大人向け児童文学って感じかな。
アンダーグラウンド・・・、なんとも魅惑的な響きだ。男なら一度は憧れる人生の一つだろう。そんな夢の人生の中の自分はなぜかヒーローであり指導者である。
・・・ヒーローは危険を顧みず仲間とともに大義のために命を賭けて戦うのだ。幾度の戦闘を経て傷を負いながらも逞しく成長していく。隠れ家での仲間との楽しいひとときがあり、また一方で、仲間の死にも立ち会うこともある(自分は重傷でも死なないし、仲間を見舞う体力はある)。
戦いは一進一退、ついに悪の親玉と一対一となる。きわどいやりとりが続き、一度は自分が殺されそうになる。頭に銃を突きつけられて、絶体絶命だ。しかし落ち着き払ったヒーローはヤツが偉そうな御託を並べている一瞬の隙をついて一気に形勢は逆転、勝利するのだ!・・・
「・・・というような話ってカッコイイと思うんだけど、どうかな?」と家内に聞いてみた。
「うーん・・・。(中略)女性はそんな空想はしないと思うよ。」
ヒーロー驚愕。
2008年08月07日 木曜日 23時58分
私もこの本を持っています。
えーと、弘前のカフェに(デザートハウス?)置いてあったので
お茶しながら読んでいたのですが・・・・
まさかカフェで読みきるわけにも行かず、
そのまま紀伊国屋書店に走りました(笑)。
そろそろ娘にあげちゃおうかな、と思ってます♪
2008年08月08日 金曜日 22時15分
akochiさん
>えーと、弘前のカフェに(デザートハウス?)置いてあったので
>お茶しながら読んでいたのですが・・・・
喫茶店であんなに厚い本を置いてるとは驚きです。近頃の喫茶店はマンガが多いようですが。
>そろそろ娘にあげちゃおうかな、と思ってます♪
娘さんならいいかもしれませんね。