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株式会社アスコムが倒産

また、出版社が倒産。

株式会社アスコムが3月10日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたそうだ。負債総額は約15億6,000万円弱。新風舎草思社が少し前に倒産しているが、私の中では連続3社に近い感覚だ。

新風舎は同じ自費出版を主とする文芸社が引き受けることになっているが、その譲渡額は(あくまで推定だが)4,000万円と言われている。叩き売りだな。出版業界に逆風が吹いていると言われて久しいが、もちろん出版業界だけでなく書籍の小売業だって同様だ。それらは当然印刷業界にも影響する。

本をとりまく業界、とくに書店の話となると、流通や再販制度に話題が移ることが多いように思う。そんな中、再販制度を弾力的に運用するという試みがある。ブックハウス神保町は、期間限定、書籍限定で安売りをしている。50%引きはあたりまえという安さぶりには驚くが、在庫として抱えてしまうよりはずっといい、という気持ちもよくわかる。どうせ、そうするなら再販制度をやめればいいのではないか、という気にもなるが、1995年に再販制度をやめた英国ではかなり苦しい状態になっているらしい。

ここらへんは朝日新聞のサイトの「〈出版文化どう守る・上〉値引き合戦、書店姿消しスーパー台頭」「〈出版文化どう守る・下〉「町の書店」に資本の波」が参考になる。(朝日新聞ではリンク後に申請しなくてはならないのでリンクはしません、探してみてください。検索フォームに記事のタイトルを入れれば出てきます。)こういう話を聞くと、すでにある業態を変えるのは大変なことだと実感する。

一方で新刊書店で古書を売るというところも出て来たようだ。私が利用する書店ではまだそこまでいかないが、古書であろうとも本は本だし、個人的には歓迎している。古本屋のうたた寝というブログで、古書店主がこのことに触れている。「新刊書店で古書を売るということ」という記事だが、なかなか興味深い。

またまた朝日新聞だが「出版再生、カギは? ヨーロッパの取り組み」という記事がある。ここでは日本、ドイツ、英国をいくつかの項目で比較している。なかでも興味深いのは返本率の違いだ。この記事によると、日本の返本率は38.5%、英国は15%、なのにドイツは5%〜10%程度だそうだ。ここらへんに一つのカギがあるような気がする。

などと、自分では何もできないのにつらつらと書いている。

どうでもいいが、ときどき買った本に「B」というハンコが押してあるものがある。なんだろうかと思っていたら、前述のブックハウス神保町に説明があった。非再販本であることを明記するための処理なのだそうだ。へー。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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