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ヒントが随所にあるが運も必要 書評:ベストセラーの作り方

結構いい本だと思うけど地味だ、そして正直な印象を受けた。

私は随分前にこの本をデパートのバーゲンブックフェアで買った。ノド側の小口に朱のBのハンコが押してある。少し前にも書いたが、このハンコはバーゲンブックのBだ。2006年が初版で2007年にバーゲンブックになるってことは、あまり売れてないのだろうかと余計なことを考えてしまう。もうちょっとデザインがんばれば良かったのに。10年以上も前のデザインにしか見えない。

この本はベストセラーを担当した編集者、著者へのインタビューをまとめたもので、最後にライターになりたい人へのアドバイスがある。また、編集者へのインタビュー記事の中でも駆け出しのライターへのアドバイスをもらっている。ライターになりたい人には参考になると思う。

正直だなと感じるのは、インタビューの相手によってページ数が全然違うからだ。編集でまとめたというよりも、自分たちがインタビューで得た感動を優先して書いたように見える。ページ数が少ないところは内容もそれなりだし。

ベストセラーを担当した編集者、著者の言葉には惹き付けられるものが多い。ベストセラーになったという実績があるだけに説得力もある。ただ、ベストセラーはそうそう出せるものではないなという思いも強くなった。ベストセラーの作り方のヒントが随所にあるが、やはり運も相当必要。

ベストセラー、つまりは万人に共感を与える切り口を見つけるためにどうするか。私は普通の人の感覚を忘れずに、そして敏感に捉えることなのではないかと思っている。そしてその感覚の代表は欲だ。

たとえばおいしいラーメン屋があるとする。食べた誰もがおいしいと言う。それは言葉上の表現としては「おいしい」でいいだろう。一方で私はそれを「無難な味」だとも思っている。いろんな味覚があるなかで、大多数の味覚の共通部分をそのラーメンが表現していると考えている。

私はいままでベストセラーをあまり読んでこなかった。なんか拒否反応が出てしまう。けれどそれでは売れる本がどういう本なのかわからない。

たまに映画好きの人で、皆がおもしろかったと言っている映画をクソミソにこき下ろす人がいる。その人がたくさん映画を見ていることは間違いないし、言っていることも、まあ、わかる。けれど、皆がおもしろいと言っている映画をおもしろく感じれないのはズレている証拠だろう、そう思っている。そしていま、私はベストセラーを読まずにベストセラーとは何かを考えている。アホだな、オレも。

普通の人の感覚を忘れないようにしたい。けど、普通の人って誰だ?

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. 黒猫屋
    2008年04月06日 日曜日 06時53分

    生活情報センターって、去年倒産したところですから、もはやバーゲンブックでしか手に入らないのです。
    書店に売れ残りがあれば別ですが。

    この版元には、地元ネタ本を出して売れなかった直後に倒産されたので、けっこう恨みがあります。
    調べると、同様の本で全国各地版を出していたようなので、計画的だったのか!? とよけいに腹が立ちました。

  2. 管理人
    2008年04月06日 日曜日 09時35分

    >> 黒猫屋さん

    おはようございます。倒産してたんですか、知らなかった。バーゲンブックってそういうのも流れるんですね。

    > この版元には、地元ネタ本を出して売れなかった直後に倒産されたので

    そういう本はタダになるのかと思っていたのですが、逆だということでしょうか。

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