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全般的に盛り上がりに欠ける 書評:泥棒は詩を口ずさむ

・・・泥棒稼業から足を洗って古本屋になった、と見せかけて暮らしていたバーニイのところに一人の男が訪ねてくる。その男の依頼は本を盗むこと。なぜか彼はバーニイが以前泥棒だったことを知っていた。

バーニイは結局依頼を引き受けて、首尾よく本を手に入れる。ところが、取引当日に睡眠薬を飲まされ本を奪われてしまった。

目を覚ますと、目の前にはバーニイに睡眠薬を飲ませた女の死体が転がっていた。ドアの向こうから「警察だ!早く開けろ!」と怒鳴り声がする。警察に追われるハメになったバーニイはどうにかして犯人を捕まえようとするのだが・・・

警察に追われながら真犯人を探すとき、いろいろな壁にぶち当たる。犯行現場のドアに鍵がかかっていたり、クルマがなくて往生したり。でも、バーニイは泥棒だ。そこらの鍵なら開けれるし、クルマだって鍵が無くても動かせる。その上、泥棒の鼻を効かせて、人の心理の裏をかく。

ただね、全般的に盛り上がりに欠ける。バーニイも追いつめられると焦ったりするみたいだが、そういう中でも常に冷静というか、あまりハラハラしない。

ウデが良い泥棒だとあまりミスをしないからなんでしょうね。ゴルゴ13を読んでいても「オッ?」と思うのは狙撃に失敗した時だ。読者としては失敗を期待しているわけではないのだが、あまりコトがスムーズに運ぶのも寂しい。

・・・盗むように依頼された本はラドヤード・キップリングラドヤード・キップリング が私家版でしか残さなかった「バックロウ砦の解放」という作品である。デキとしてはイマイチだったのでキップリング自ら回収し燃やしてしまったらしく、いま存在するものは相当な稀覯本だ、と男は言う。さて、この稀覯本の真相はいかに。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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