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返答に困る問題を突きつけられる 書評:動機

本書には、第53回日本推理作家協会賞日本推理作家協会賞 受賞の表題作を含む、短編4つが収録されている。著者は映画化された「半落ち半落ち 」の作者でもある横山秀夫横山秀夫 だ。

・・・県警の警視、貝瀬は警察手帳の紛失事故をなくすために新管理方法を提案し、それが採用された。ところがある日、警察手帳が30冊紛失する。新管理方法は完全に崩壊してしまった。内部の犯行としか考えられない状況に、焦る貝瀬。警察手帳に手が届く人間は数名しかいない。だが、その動機は?・・・

本書に収録されている短編全てに感じるのだが、犯行というか、事件の発端というか、根本的な理由にあたる部分がイマイチ現実的でないように思える。ところが、その設定に飲み込まれてしまう。

以前このサイトでも紹介した浅田次郎の「天切り松 闇がたり」でも感じたのだが、どこかこう日本的な感じがする。犯罪とは悪意の固まりばかりではない、そんな、なんとも返答に困る問題を突きつけられたような気になる。

読んだ後、素直に「おもしろかった」と感じるのでなく、いろいろ考えさせられている自分に気がついて「おもしろかったんだな」と思う作品だ。

著者のサイン入り

この本は神田の古書店のワゴンセールで買ったのだが、表紙をめくったら「横山秀夫」のサインと印が押してあって驚いた。その古本屋はサイン本のコーナーもあるので、

(もしかして、ニセモノ?)

なんて思いながら、しかし、期待しながら買った。帰宅後にGoogle画像先生に聞いてみると、いくつかサインの画像があって、それと比べると本物に見える。

というか、もう本物ってことにしようと思う。この本を売った人は気がつかなかったのだろうか。

私自身は「サイン本だから買う」というほどサイン本に興味はないのだが、ちょっと得した気分にはなる。こういうことがあるのも古本の魅力の一つだと思う。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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