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男ってバカだね 書評:男性誌探訪

雑誌か。もう何年も買っていないような気がするが気がするだけだろう、と本棚を見回してみると無い。こないだブックオフに売った写真雑誌が最後だったようだ。ムックはいくらかあるな。ホント雑誌は買わなくなった。むろん代替物はインターネットである。

本書は著者斎藤美奈子斎藤美奈子 が男性誌を批評、というかなんというか、まあそんなものだ。女性ならではの視点というのは数えるほどしか無く、いちいち「当たってる」と思うことが多い。また、私はいままで斎藤のような雑誌の見方をしたことがなかったので、そういう意味では新鮮だった。特に各雑誌における「自分」を表現する言葉はその雑誌が想定している読者層を端的に表すというのは、まさにその通りだろうと思う。

雑誌を読む気がしなくなった。

本書は2003年初版発行である。この5年のうちに廃刊になった雑誌もあるだろうし、創刊されたものもあるだろうし、リニューアルしたものもあるだろう。しかし、いま私はどれもこれも読む気がしない。なんかこう、バカらしくなってしまった。斎藤のような視点で雑誌を見ると、どんな記事も薄っぺらな記事ばかりに思える。

いつだったかブログでスパムメールのことを書いたが、その時私は「そのスパムメールの差出人とされる女性こそが、いまの男性にとっての求めている一つの形だ」みたいなことを書いた。あのときは割と軽い気持ちで「男ってバカだな」と思っていた。

いま世の中にある男性誌も内容に違いこそあれ、それぞれが男性の求める一つの形であることは間違いないだろう。求められなかったものは廃刊になるだけの話だ。

本書の指摘が図星な気がして(図星ってツライんだよね)、そんな男性の一人であるということがイヤになってしまった。読んで参考にもなったし、笑える部分もあったが、読後感としては一言「疲れた」につきる。いまは重い気持ちで「男ってバカだな」と思っている。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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コメント / トラックバック

  1. 黒猫屋
    2008年07月18日 金曜日 05時29分

    気になっていながら、結局まだ読んでいない本でした。

    もし男性の評論家が同じ切り口で女性誌の評論をしたら袋叩きにあいそうな気がします。
    パオロ・マッツァリーノとか内田樹あたりがやったら大丈夫でしょうか?

    でもファッション、料理、芸能関係ばかりで面白くない評論になってしまうかな?

  2. 管理人
    2008年07月18日 金曜日 19時44分

    黒猫屋さん

    >もし男性の評論家が同じ切り口で女性誌の評論をしたら袋叩きにあいそうな気がします

    袋だたき、コワイです。けれど、著者の批評はあまり性別を感じさせないので、以外と男性でもいいのかもしれませんよ。ただ「自分の興味のない分野の雑誌を読む」というのはなかなかツライのではないかと思います。

    著者は本書の前に女性誌の批評を連載したこともあるようです。著者によれば女性誌は男性誌よりスタイルが確率されていて、差異を見つけるのが大変だとか。それに比べれば男性誌の世界はツッコミどころが満載なんでしょう。

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