旭山動物園
と言えば、いまや日本で一番有名な動物園の一つになった。入場者数の低迷を見事に乗り越え、文字通り復活したと言えるだろう。私もいつか行ってみたい。
私は動物園も好きだし水族館も好きだ。なんたり科学館という類いのものも大好きだ。普段見ることができない生物やら科学現象を見るとホント楽しい。でんじろう
先生も大好きだ。
こういうことが好きかどうかは個人差があると思う。また、いまは動物園でなくても娯楽はたくさんある。テレビ、映画、スポーツ・・・。それゆえに、わざわざ動物園まで足を運ばせるその魅力はスゴイとしか言いようがない。
旭山動物園はプロジェクトX
でも取り上げられたが、いまのような人気動物園になるまでには相当な苦労があった。本書はそれをかいつまんで解説してくれる。
世の経営者の方々、必読です。会社がくだり坂になってきたと感じていたらなおのこと、オススメしたい。
本書にある事柄はいまのビジネス書にある問題提起の言葉の回答例と言える。コアコンピタンス、ディスクロージャー、リスクマネジメント、マーケティング・・・、いろいろあるが、それらの旭山動物園なりの回答である。読者にとっての直接的な回答ではないにせよ、具体的な出力としての例はきっと参考になるはずだ。もちろん市営であるということは、通常の民間企業と大きく異なるところだが、それを差し引いてもお釣りがくると思う。
私にとって印象的だった一文を紹介する。
(「旭山動物園」革命 より)
いま振り返って、不遇の時期に意味があるとしたら、お金はなかったけれど、動物園についてじっくりと考える時間が与えられていたということだと思う。
でも、これだけではないですよね、小菅さん。御社はその考えたことを実行したのです。
2008年07月09日 水曜日 21時47分
旭山動物園の書籍は読んでみたいな~と思っていました。
「人がエサの視点で動物をみる」など「行動展示」とう発想には参ります。
>でも、これだけではないですよね、小菅さん。御社はその考えたことを実行したのです。
考えや発想も実行したからこそ成功したんですよね。
是非、本書は読んでみたいと思います。
2008年07月11日 金曜日 20時53分
tomohiroさん
本書では経営についても参考になりますが、それが業界全体への取り組みに繋がる過程も参考になりますよ。ぜひぜひお読みください。