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本の売り上げは1,700万円以上だが・・・ 書評:大金持ちも驚いた105円という大金

本書は2009年6月が初版。昨年末に近所の新刊書店のビジネス本のコーナーに平積みになっていた。古くても平置きすることあるんだな。

この本を見つけたときに、迷わずに買うことにしたところを見ると、私はいまだに古本屋に憧れているようである。まじめに考えれば考えるほどに、難しい商売であると感じてきたにもかかわらずだ。

本書は、ローンに追われてにっちもさっちもいかなくなった予備校教師が、ブックオフでセドリをしてローンを返していく経験が綴られている。とても正直に書いているのがわかるし、内容も参考になることが多い。ちなみに、タイトルの意味はまったく分かりません。

本の売り上げは1,700万円以上

著者がアマゾンマーケットプレイスで本を売り始めてから2年、売った本は2万冊を超え、売り上げは1,700万円以上。そのうち半分は仕入れと経費だそうだ。

この数字をどう感じるだろうか。すごく儲かっているように見えるだろうか。本書を読んだ私の感想は、

(これじゃ、食っていけないな)

やむにやまれずの選択だった

本書では著者がこの商売をはじめるようになったいきさつを丁寧に説明している。不動産投資の失敗から、予備校業界の変遷など、読んでいると人ごとではないかな。そんな時に著者に一筋の光が差し込む。

「オンラインで本を売る」

はじめは手元にある本を売り始めたのだが、結局仕入れが必要になりあちらこちらのブックオフへ通うことになり、どんどん生活が変化していく。本が売れれば売れるほど生活は仕入れ一色になっていく。

利益を出すためには安く買って高く売るにつきるわけだが、105円で買った本を数千円で売る、なんてのは稀なことだそうだ。ひたすら仕入れ。世の古本屋のウェブサイトで仕入ればかりを強調しているところがあるのも納得がいく。

著者は本書のなかで、この商売を積極的には勧めないと明言している。いわゆる店舗を持つ古本屋ではなく、オンラインで本を売るという商売は人間関係が薄く、精神的に相当キツイとする。

著者が2年続けてみて感じたこと

これからセドリを初めて見たい人には特に15章「売り上げ記録は更新中だが・・・」からが参考になるだろう。

例えば、投資と売り上げの相関関係。

  1. ブックオフの105円の書籍のみをせどり
      ・・・売り上げ10万円から40万円
  2. 1+特別セールの商品もせどり
      ・・・売り上げ40万円から80万円
  3. 1+2+高額商品もせどり
      ・・・売り上げ80万円から200万円

(大金持ちも驚いた105円という大金 より)

こういうのって人によって信じる・信じないは随分差があると思うが、私は15章までの文章と比較して説得力を感じた。

本書には著者の2年のセドリ生活から見えて来たことが惜しげも無く披露されている。ネットで古本屋をやってみたい人はぜひご一読を。ただし、前向きに背中を押してくれるの本ではないな。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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