古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト marginalia.jp
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト

日本プロ野球のつまらなさ 書評:泳いで帰れ

私が敬愛する作家奥田英朗奥田英朗アテネオリンピックアテネオリンピック 観戦記である。先週本をまとめて買ったのでまだ読んでいない本が結構あるのだが、昨日紀伊国屋書店で見つけて買ってしまった。後で読もうと思ったのに、ガマンできず読んでしまった。

私は熱烈とまではいかないが、プロ野球のファンである。以前も書いたがアンチ読売ジャイアンツ読売ジャイアンツ である。小さい頃はジャイアンツファンだったが、4番打者ばかりの打線になった頃からつまらないチームになったと思う。今年の成績を見ても、相変わらずだ。チーム打率はリーグ最低なのに、本塁打数が多い。一発屋なのだ。まあ、それでも3位だからやっぱり強いなとも思う。

私がプロ野球が好きであると言えるようになったのは球場に足を運んでからだ。学生時代、新聞の勧誘員からもらった阪急×日本ハム(当時は非常にマイナーなカードだった)の外野席である。けれどプロのプレーを間近でみて、そのすごさがよく分かった。これはプロレスもそうだった。みちのくプロレスみちのくプロレス を生で見たときは結構感動したのだ。やはりスポーツは生で見ると全然違う。

アテネオリンピック野球日本代表アテネオリンピック野球日本代表 、通称長島ジャパンは銅メダルを獲得した。金メダルを期待されたが、まあ、銅メダルでもいいじゃないか。問題は長島茂雄長島茂雄 監督が体調を崩し指揮を執れる状態にないにも関わらず長島ジャパンの看板を外さなかったことだ。結果としてろくな監督経験もないヘッドコーチが采配を振るったのだ。短期決戦のオリンピックでそれはないだろ。まかされたヘッドコーチだって迷惑だったんではないだろうか。一流のスポーツはそんなあまいもんじゃないと思う。

私は日本のプロ野球のつまらなさが凝縮されているように思えてならなかった。当時、金メダルを獲得できなかったことを自然なことだとすら思った記憶がある。チームを勝たせるためにとオカシナ理屈で道理を曲解し続ける様子はみっともない。

そういう想いもあって、本書を読みたくてしようがなかった。著名の「泳いで帰れ」は奥田がアテネオリンピック野球日本代表のプレーぶり(結果ではない)を見て言いたくなった一言である。本書がそういう本だと知って、奥田が感じたことをおもしろく書いているに違いないと思ったからだ、が・・・、ちょっとハギレが悪い。ところどころスパッと書いているが、あっさりと引き下がっていて物足りない。アテネ五輪の観戦記としても、全般的にあったことを並べているだけで、奥田流の考察がないように思う。まあ、それでもところどころ笑えるし、笑える部分は奥田ならではという感じだ。

直木賞受賞直後のことなので、少し筆がにぶったのだろうかと勘ぐりたくなった。

marginalia?

古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

管理人のプロフィール

ご意見など

お名前
メールアドレス(公開されません)
ウェブサイト

トラックバックURL:

このページの先頭へ
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト marginalia.jp
古本市・本の買取・読書グッズの情報サイト
読書占い
Copyrights © 2008-2017 marginalia.jp all rights reserved.