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自分の中のオッサンを探そう 書評:オッサンになる人、ならない人

(近頃どうでもいいことで悩むようになったな・・・)

自動販売機の前で缶コーヒーを選ぶのに時間を費やした私は、独り言ちた。ストップウォッチ片手に突っ立っていた時間を計ったわけではないのだが、1分くらいは悩んでいたように思う。20代のときは10秒もかからなかったと思う。

この日から、なんでこれほどムダな時間を費やすようになったのか考え始めた。

ハッキリとは答えが出ていなかったのだが、このとき私は「結果を気にするようになったから」ではないかと考えた。すでに自分の人生よりも娘の未来に希望を見いだしているときがあるし、いろんな意味で人生守りに入ってるような気もしていたからだ。

たかが缶コーヒー、どれを選んでもさして変わらない味である。まして、値段も量もどれも同じだ。誰かが買って来てくれたら、銘柄なんて気にしないで、

「たまに飲むとオイシーよね!」

などと、ノーテンキに言ってるような気がする。

では、なんで、こんな些末な結果を気にするようになったのか。・・・これがわからない。そうして私は同じことを何度か繰り返して新たな発見をした。

気がついたのは本書のおかげ

この発見をすることができたのは本書のおかげだと、素直に思う。コレを読まなかったら私はいまだに「結果を気にするようになったから」だと思い込んでいたと思うな。

私は本書で「歳をとるとスローになる」という説を読んだのだが、これには納得がいった。毎回違うことをやっているのでハッキリとした証拠はないのだが、仕事が遅くなったような気がしていたからだ。

本書を読んだ後、相変わらず自販機の前で時間がかかっている自分を振り返って、

(やっぱり、考えるのが遅くなってるんだろうなぁ。)

と思っていたのだが、ふと、

(ただ自販機のコーヒーを見比べてるだけで何も考えてない・・・、ような気がするんだけど。)

自販機の前で1分の間に考えたことを思い出そうとしたけど、ぜんっぜんダメ。もう、唖然とした。間違いないね。

まずはオッサン具合を調べる

本書では前書きの直後に「オッサンテスト」というのを用意している。オッサンの擬態語としてはメジャーなギトギト感を出すために油種がゲージになっている。

結果を操作したくなる自分をグッと押さえてやった私のテスト結果は「オッサンレベル:サラダ油(軽度)」だった、・・・と思う。(← すでにヤバイ)

本書を買う前にぜひこのテストを試すことをお勧めする。

カウンセリングスタート

一方、本文ではオッサンの特徴を、具体的な事例を挙げて説明し、そのあとに「心当たりのある方へのアドバイス」として様々な哲学者の思想を紹介している。

アドバイスが哲学者の思想というのがまた泣ける。腹を引っ込めるためにヘルシア飲むとか、コルセットをするとか(?)、そういう対策は無意味というわけだ。

つまり、オッサンは精神的なものってこと。

肉体の劣化は避けられない、だが精神の劣化は肉体の劣化ほど早くはない。ここに微かな光が見いだせる。ただし、自分の劣化を自覚することが前提だ。

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古本や古本市、本の買取、読書グッズ、本棚・書棚などについて書いています。私は読書が好きだし、楽しいことだと思っています。皆さんにも読書のある生活を楽しんでもらいたいと思ってます。

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